ビデオ⑧ 挨拶はかっこよく

好印象な挨拶

人前で話をする時は、まず最初に、挨拶をしましょう。
「こんにちは」と言って、頭を下げます。(夜だったら、「こんばんは」)

挨拶の前に心の中で「1、2、サーン」と掛け声をかけ、気分を上げて、いつもより数段高いところから声を出してみましょう。
挨拶の声から話がスタートするので、低い音から始まると、ずっと低い元気のない声で話すことになってしまいます。
しまった〜〜と思っても、途中で声を高くすることはできなくなります。
なので、第一声は、気持ちの良い声が出せるようにしましょう。

 

日常の生活の中で1人から2、3人に挨拶をする時は、「こんに」ぐらいまでは相手の目を見て、「ちは」で頭を下げるぐらいがいいのですが、大勢の人の前や、前に出て挨拶をするときは、「こんにちは」と言い終わってから頭を下げます。
そのほうが、声が最後までしっかり届き、見た目もカッコイイです。

 

頭の下げ方も練習しましょう。
頭を下げた時、自分のつま先を見てしまうと、自動的に背中と首が丸く曲がっています。
なので、つま先から、1メートルか1.5メートル斜め前の床を見るようにしましょう。
背中と首はまっすぐにして、腰から折るように、さっと頭を下げます。
この時、頭を下げるのが速いとキビキビした印象になります。

必ず視線は、床・地面へ落としてください。
頭は下げても目は相手をずっと見ているのは、相手のことを油断ならないと思っている意味になるので失礼です。

2秒間下げた体勢をキープして、今度は、ゆっくり頭を上げます。
ゆっくり上げると、丁寧な印象になります。
そして、にっこりアイコンタクト。
感じが良いお辞儀です。

 

挨拶の後、一息ついて、改めて「意識」を後ろにおいてから話を始めましょう。

話し終わったら、「ありがとうございました」あるいは「よろしくお願いします」と言います。
この最後の挨拶も日常生活だったら、「ありがとう」あたりまでは相手の目を見て、「ございました」は、目を落として頭を下げます。
しかし、大勢の前では、言葉を全部言い終わってから、頭を下げます。

 

もし登壇してスタンドマイクで話していたら、頭を下げるとマイクにゴツンと当たるので、最後のあいさつを言い終わってから、左右どちらか一歩横にずれて、頭を下げましょう。
そのほうがカッコイイです。
そして、頭を上げたら、ニッコーっと満面の笑顔です。

 

挨拶された人は、目の前で頭を下げた相手が、どんな顔でまた自分の方を見てくれるのか、なんとなく期待しています。
仏頂面が上がってきたら、期待はずれでがっかりです。
そのままこちらを向かないで横を向いてしまったら、寂しい気持ちになります。
顔を上げたときのあなたの笑顔に、ありがとうの気持ちが表現されていると、あなたをさらに応援したくなります。

 

お辞儀の時、手も意識しましょう。
女性は、体の前で親指を隠すように手のひらを重ね、自然に下ろします。
男性は、女性と同じように重ねるか、横のズボンの線に中指がくるように腕を真っすぐ伸ばし自然に体に添わせます。

これは、お辞儀の時だけです。
話している途中も、ずっとこの姿勢では見ていて堅苦しいので、手は、話に合わせて自由に動かすようにしましょう。
自分もリラックスできます。

 

お辞儀の時、かかとは必ずくっつけましょう。
学校での講演会で、学生さんにも挨拶の練習をしてもらうのですが、多くの学生さんが、かかとをくっつけないまま挨拶をしようとします。
この光景は、見ていて不思議です。
かかとをくっつけて立つ、という当たり前のことが当たり前じゃなくなっているのです。
くっつけないというより、くっつかない、という感じがします。
なので、何度も「かかとくっつけてー、かかとくっつけてー」と、挨拶の練習をする時、声をかけます。
それでやっと、きちんと立てるようになります。

 

初めの挨拶で、その人の醸しだすムードがわかります。
おもしろそうとか、元気があるなというふうにです。
この第一印象がとても大事なのです。
高めの元気な明るい声で、気持ちよく頭を下げましょう。
そして、聞き手の興味を引きましょう。
パシッと最後の挨拶を決めれば、好感度がグンと上がります。

 

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