ビデオ① 早口言葉をゆっくり読む

 

できる自分を確認するための練習

見た瞬間「苦手」と思ってしまう早口言葉。
ここでは、早口言葉を早口ではなく、一音一音ゆっくり読んでみます。
これで、なんと、「できる自分を確認する」ことができます。

 ※同じ早口言葉でも、調べると微妙に言葉が違っていたり読み方が違っていたりします。今回使っている早口言葉が、ご存知のものと違っているかもしれません。ご了承ください。

 

「1、2、サーン」で後ろに「意識」を置いて、早口言葉をゆっくり読んでみましょう。

意味はわからなくて大丈夫です。
ただ、見えた字を音に変換するだけの単純作業で読んでみてください。

 

「青は藍より出でて藍より青し」

一音ずつゆっくり確かめるように読むことで、声はさらに良くなります。

 

「威勢の良い医者が椅子にもかけず忙しく動きまわる」

何が書いてあるのかなと意味を考えた瞬間、後ろにあった「意識」が目の前に戻ってきてしまいます。

「1、2、サーン」の「サーン」の位置に目を置いて、そこから字を読んでみましょう。
思う以上にグーンと後ろです。

今は、文章の意味を考えるのは、あえてやめましょう。
ただ、見えた字を音にする練習です。

 

次は長いですがチャレンジです!読めます。

「瓜売りが瓜売りに来て売り残し瓜売り帰る瓜売りの声」

いかがですか?
間違えない自分にびっくりしませんか?

そして、「間違えるかも」という「ネガティブ」な気持ちが入ってこないことに気がつきましたか?

「後ろの目で読む」ことに必死になるので、「ネガティブ」な気持ちの入る隙間はありません。
あなたの中に「ネガティブ」な気持ちがないと、間違えないのです。
これが「あなたの実力を発揮した」ということです。

そうなのです。
実力を発揮すると、間違えないのです。
実は、あなたは「できる人」なのです。
「サーン」の瞬間、声はもちろん、あなたの存在も変わっているのです。

 

今まで、わざわざ「間違えるかも・・・」と、自分にネガティブな暗示をかけていため、間違える結果になっていたのです。
「ああ、やっぱり間違えた。思った通りだ。やっぱり私はダメだ」と、ネガティブの念押しをしていたのです。

 

さあ、できる自分をさらに確認していきましょう。
間違えるという不安がない時、間違えることはないのです。
本当はできるのに、自分を信じていなかっただけなのです。
もう、わざわざ「ネガティブ」を考える必要はありません。

 

次の早口言葉です。

「絵を描かない絵かき」

新しい文章を見ると、目が字を追おうとします。
字を見た瞬間「何が書いてあるのかな?読めるかな?」と思ってしまいます。
いつものそのパターンをやめて、「読めるのは当たり前!」という前提で、「1、2、サーン」の位置の目で読むようにしてみましょう。
遠く離れた後ろから字を見ている気分です。

 

最初うまくできても油断大敵です。
文が終わりに近づくと気が緩んで、顔の前へ「意識」が雪崩れ込んでしまうことがよくあります。
最後の一文字まで油断せず、後ろの「意識」をキープして読み続けてください。

そうすることで最後まで「ネガティブ」な気分が浮かび上がらず、気分や感情で声の質が左右されることがなくなります。

読み終わるまで後ろの「意識」を同じ位置でキープすることは、慣れるまで大変かも知れません。
しかし、感情で揺れ動かない話し方のためにはとても大切です。

 

「サーン」の30センチ離れた位置から「意識」が数センチ自分の方に戻ってきても、声の印象は変わります。
「サーン」で半径30センチのキャパシティを持っていた自分から、15センチ、10センチと、小さいキャパシティの自分の声になってしまうのです。

大きなキャパシティを持ったら、その大きさに合った声になります。
なので、小さくするともったいないのです。
また、キャパシティが大きいほど、感情で動かず、冷静で客観的になれます。

 

「意識を後ろに、ずっと置いているんですか?」
よく聞かれる質問です。

日常の生活の中で、後ろを意識するのはなかなか難しいです。
ですが、「意識」を後ろに置くことで、いいことはいっぱいあります。

「意識」を後ろに置くと、声が良くなるだけではなく、気分も明るくなります。
ネガティブを考えなくなるので頭の中が軽くなり、ランララ~ンという気分になります。
これだけでも「意識」を後ろに置くメリットがあります。

 

「今、私、ネガティブに考え込んでいるなあ」と感じたら、ポン!と「意識」を後ろに持っていって、気分を変えましょう。
これを繰り返すことで、自分の気持ちを自分でコントロールできるようになります。
「意識」が後ろにある利点を理解して、日常の中でできるだけ実践してみてください。

 

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